アルギニン、シトルリンを詳しく

アルギニン

 

アルギニンは精力剤の中でも最も重要な成分とも言われ、男性の精力剤には必ずと言っていいほど配合されています。

 

アルギニンはアミノ酸の1つで体内で合成できる非必須アミノ酸ですが、年齢とともに作れる量が十分ではなくなることもあり、アルギニンを食品やサプリメントからとることで大きな効果が期待できます。

 

アルギニンは、男性の精液の8割を占めるともいわれており、精子を増加させる働きを持ちます。

また男性ホルモンであるテストステロンを活性化させる働きをもっているため、骨格や筋肉、太い毛を作るなど、男性性器の機能や性欲を高める作用があります。

さらにアルギニンは体内で一酸化窒素を産生する働きをもっています。一酸化窒素は血管を拡張し、血流をよくする効果をもつため、動脈硬化を予防する他、勃起力の増強などに効果があるといわれています。

 

アルギニンが多く含まれている食品として魚介類、肉類、ナッツ類などがあげられます。

これらはタンパク質を豊富に含むものです。アルギニンはタンパク質を構成するアミノ酸であり、これらのタンパク質中からアルギニンをとることになるため、食品からとる場合は吸収効率が悪くなってしまいます。そのため、アルギニンを多く摂取したいと考えている方はサプリメントを活用することをおすすめします。

 

シトルリン

 

シトルリンはスイカから発見された遊離アミノ酸の1つです。

主に血管を拡張させる効果があり、成長ホルモンの分泌も活性化されます。

 

シトルリンはスイカやメロンなどのウリ科食べ物に多く含まれますが、その含有量は1番多く含まれるスイカでも、8分の1切れを毎日食べないといけないため、継続してとる場合はアルギニン同様サプリメントでとることをおすすめします。

 

アルギニンとシトルリン

シトルリンは体内でアルギニンへと転換します。そしてアルギニンはシトルリンへと転換しその時に一酸化窒素が生成されます。

 

アルギニンが一酸化窒素を生成するため、アルギニンのみを摂取すれば良いかというとそうではなく、

アルギニンとシトルリンは両方同時にとることで相乗効果があるといわれています。

 

またアルギニンは腸で分解されやすくその吸収率は半分以下と言われています。

シトルリンは分解されずそのまま吸収されます。

 

よってより効果を得るには両方摂取するのが効果的です。

 

効果を出すには、アルギニン2000〜4000mg、シトルリン800mgを目安としてとりましょう。

 

ただ、注意点としてアルギニンはアルカリ性のため、多く取ると、胃が荒れてまうことがあるため、そのような恐れがある方はクエン酸などと一緒に飲むか、あらかじめ中和してあるものも市販されていますので、そちらを選ぶと良いかと思います。