目の疲れにはどうすべきか
最近では、スマートフォン、パソコン、テレビなど長時間目を酷使する人が多いと思います。
今回は目が疲れてしまうメカニズムと改善策を説明したいと思います。
なぜ目が疲れてしまうのか
長時間のスマホやパソコン
物を見るときレンズの役割をする水晶体の厚さを目の周りにある筋肉を使って調節しています。
それによって遠くにピントを合わせたり近くにピントを合わせたりして物がはっきり見えるようになっています。
しかしながら、スマホの画面など近くばかり見ていると目の周りの筋肉は緊張状態が続き、筋肉が疲労してしまいます。
目の疲れを少しでも解消するには?
十分な睡眠をとる
寝ているときは眼球がまぶたの上にいきます。それによって目の周りの筋肉がリラックスし、また光も感じにくくなるため、目の疲れが軽減させることができます。
眼球やその周りを温める
目やその周りを温めることで血行が良くなり、筋肉が柔らかくなります
簡単な方法としては、熱すぎない程度に温めたタオルなどで目を温めてあげてください。
また、温めたあと冷やすと血液の循環が良くなり、より効果的ですが、必ず温めたあと行うようにしないと逆効果になってしまうので注意してください。
目の疲れにおすすめな成分
アントシアニン
ブルーベリーなどのベリー系に含まれる成分でブルーベリーが目に良いとされるのはこのアントシアニン(ポリフェノールの一種)によるものです。
視力を正常に保つために網膜にはロドプシンという成分が存在します。このロドプシンは目を酷使することで分解が進み、再合成が間に合わなくなり、視力低下や目の疲れにつながります。アントシアニンはこのロドプシンの再合成を助ける作用があります。
ルテイン
ルテインはβ-カロテンなどと同じく、カロテノイドの仲間です。カロテノイドは大きく分けてβ-カロテンのようなカロテン系とルテインのようなキサントフィル系の2種類が存在します。キサントフィル系はカロテン系と異なり、ビタミンAには変換されません。
ルテインはβ-カロテンなどと同様に緑黄色野菜に多く含まれます。
光の中でも目に有害とされるブルーライトを吸収するとともに、抗酸化作用をもつことで活性酸素を抑え、視力の低下を抑えることができます。
アスタキサンチン
アスタキサンチンはカロテノイドの仲間でルテイン同様キサントフィル系に属します。強い抗酸化作用をもち、目の中にできた活性酸素を除去し、視力の低下、目の疲れを抑えてくれます。